日本船主向け66,000DWT幅広ばら積み貨物船をYAMICで無事完工、命名・引渡
6月25日、YAMICは、日本船主向けに建造した66,000DWTばら積み貨物船「THERESABREEZE」号(パナマ船籍)を無事引渡しました。本船は本年度YAMICで完工した8隻目の船となります。
村上石油株式会社取締役社長村上博典氏、Lepta Shipping代表の鈴木秀幸氏、揚子江船業グループ副総経理兼YAMIC総経理宋書明が引渡書類に署名しました。
同日午前中、YAMICは本船の命名引渡式を盛大に行いました。式典には、命名者の邵斌氏、スポンサーの何暁春女史、村上石油株式会社取締役社長村上博典氏、同社執行役員村上豪氏、WilmarInternational執行役員 海運・物流事業部部長KennyBeh氏、同社執行役員 穀物営業部部長Hor Kok Ching氏、Yihai Kerry執行役員 物流事業部部長盛岩氏、同社泰州工場総経理郭明氏、Y同社執行役員 穀物営業部副部長班彦芳氏、同社技術部副部長孫杰文氏、同社総経理王勝軍氏、RafflesShipping総経理Tay Boon Kim氏、王欣氏、三菱UFJ銀行執行役員澤田実氏、同行高松支店店長高山直己氏、NK船級社中国エリア総裁柴戸博氏、三井物産(上海)住田直也氏、東洋船舶株式会社大塚将史氏、大連東栄船舶管理有限公司CEO趙建中氏、揚子江船業グループ副総経理兼YAMIC総経理宋書明、CFO石丸雄次、COO田村光路、副総経理陳国強、CMO中尾慎一及び各協力者、従業員などが出席しました。
造船所代表として、宋書明は「YAMICに対する船主の信頼と評価、NK船級社、PD監督チーム、三井物産、そして本船建造に貢献してくれたYAMICの従業員たちに感謝します。」
「本船はYAMIC66,000DWTバラ積み船シリーズの六隻目の船です。従来のUltramaxに比べ、本船は幅広浅喫水の設計で、積載量が更に多く、燃費がさらに良く、より良い経済効果が期待できます。また、世界の海上輸送の省エネ、環境にやさしい発展のトレンドにも合致するものです。」
「YAMICは引き続き安全と品質の向上に努め、お客様の満足を最高の目標とし、尊敬するお客様のため、より安全な、より環境にやさしい、より性能の優れた船舶を建造します。私たちは世界で最も安全なグリーン船の建造者になることを目指しています。」と発言しました。
命名者の邵斌氏は本船を「THERESA BREEZE」号と力強く命名し、本船と本船の乗組員の安全な航行を祈願しました。スポンサーの何暁春女史は新船のロープを切ってシャンパンによる祝福を行いました。
ここに爆竹と汽笛は鳴り響き、龍と獅子が踊り、参列者はともに本船の無事の航海を祝い、造船所に栄誉、船主に幸運と富をもたらすことを心からお祈りしました。
村上博典氏は「本船は新しい省エネ船として、これまでに建造いただいた船と同様に、優れた性能を発揮するものと確信しており、今後もYAMICとの連携に非常に期待しております」と発言しました。
「THERESABREEZE(DNV船級)」は2023年9月11日着工、2024年2月29日船台搭載、4月22日進水、6月7日に試運転から無事に戻り、約9ヶ月をかけて完成しました。
そして6月25日の午後、本船は綱を解き埠頭から離れ、初航海に向けて無事出航しました。本船の順調かつ無事の運行をお祈り申し上げます。