揚子江グループ初の80,000DWT型 セルフアンローダー船「ALGOMA LEGACY」号を無事完工、引渡
2025-09-30

9月28 日、揚子三井造船 (以下「YAMIC」) がカナダ船主向けに建造した初の80,000DWT型 セルフアンローダー船「ALGOMA LEGACY」号が竣工、初航海に向けて無事出航しました。同シリーズの船舶は計5隻で、いずれもYAMICが建造するものです。



「ALGOMA LEGACY」号は2025年8月17日に海試運転を実施し、各種性能指標はいずれも設計要求を満たすことを確認。同船の動力システムには EGR付きTIER IIIメタノールReady主機が搭載され、将来的にメタノール燃料主機への切り替えが可能です。加えて、同船には電動ローリングスライド式ハッチカバーと新世代セルフアンローディング装置が装備されています。これにより、港湾の特定の荷揚げ設備への依存度を低減させ、貨物の連続的かつ高効率な輸送を実現でき、荷揚げ速度は1時間当たり5,000トンに達します。また、1,500KW CPP (可変ピッチプロペラ) サイドスラスターシステムを搭載し、各港湾での係留と荷揚げに対応する柔軟性を備えています。

9 月 26 日には、船主代表のBradley Thomas Scarbro氏、当グループグループ副総経理兼任当社総経理の宋書明、COO の府木公一郎が共同で「ALGOMA LEGACY」号の書類に署名しました。
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